1.出発に向けて

~やってやれないことはない~

旅のスタイル

徒歩、公共交通機関など、旅の移動手段は様々だが、僕はバイクを選択。

その優れた機動性を活かし、とりあえず現地に行って、色々と遊んでみる、
というのが僕のスタイルだ。

もちろん当時はスマホやインターネット、GPSなんて物は無い。
頼りになるのは紙の地図と、野生の勘のみ。

もちろん、時には道に迷うこともあったが、これもまた、旅の楽しみ。
道を間違えたおかげで出会えた風景や、人々との出会いもあった。
こうした「行き当たりばったり」を大切に、
次の旅も紙地図をメインにしようと思っている。

多くのライダーは、ミシュランの紙地図を頼りに旅をしていたが、
大都市へ行くと、これが全く当てにならないもので、よく迷っていた。

また、「地球の歩き方」はもちろん必携だ。
だが、安宿の情報なんかは、現地でツーリストに聞いたほうが確実だった。

また、旅をする中で、何かをするか否かで迷うことがある。
そんな時は、情報にあまり頼らず、
とりあえず自分でやって確認してみることにしている。

バイクの調達

当時、アメリカ大陸を旅するとなると、カルネを取得して、ロサンゼルスかバンクーバーへ送るのが一般的だった。

しかし、船での輸送費が非常に高い。

そこで、ロサンゼルス在住の知人に相談したところ、現地でバイクを購入するのは簡単で、しかも中南米を旅するアメリカ人はカルネが要らないらしい。

そこで、ロサンゼルスでバイクを購入することにした。

こちらが、当時2000ドルで購入した、中古のKawasaki KLR650R。

相棒との5万キロ超の旅は、ここから始まった。