リオでバスジャックに遭う
リオ最大の観光地、コルコバードの丘とイパネマビーチに行く。
特にイパネマビーチは、水着の美女のオンパレードで、
目の保養には十分すぎるほどだ。
上機嫌で帰っているとき、なんと運悪くバスジャックに遭遇してしまう。
トンネルの中でバスを止め、ひとりひとりにナイフを向けて、お金を取っていく。
自分の順番がやってきた。
ひどくみすぼらしい格好をしていたおかげか、日本人と思われなかったらしく、
「ある分だけだせ」といわれ、バス代の250円だけ渡して事なきを得た。
小綺麗な格好をしていたら、たった250円では済まなかっただろう。

サンパウロでの出会い
サンパウロでは、バイクのメンテナンスをお願いしていた。
どうやら近くにRKチェーンの、駐在員事務所があるとのことで、
遊びに行ってみると、色々とご馳走して頂いた。
寿司なんて一年半ぶりで、感動した。
また、チェーン2本まで頂き、色々と助けていただいてしまった。
とてもありがたい。
また、その関係で、地元のバイク雑誌の取材を受けたりもした。
ここでの時間は、そうしてあっという間に過ぎていった。
旅が人を変えるのか?
なんと、かつて日本一周をしていた時にあった人と、偶然ホテルで再会した。
再会を喜び合い、彼の部屋にお邪魔することになった。
しかし、そこでは大麻草が沢山栽培されていた。
どうやら、それをツーリストに販売しているらしい。
そしてお金が無くなると、ニューヨークへ行ってアルバイトをしてくる。
そうしてかれこれ3年、サンパウロにいるらしい。
これが俗にいう「沈没」ってやつだ。
かつて、スキー場で一緒に働き、「海外青年協力隊で海外に行くんだ」と夢を語ってくれた。
そんな彼の姿は、もうそこにはなかった。
かつて輝いて見えた彼の姿が、急に霞んで見えた。
人はこうも変わってしまうのかと、何だか寂しく思えてきた。
これ以上ここにいても、面白くなさそうだ。
翌日、僕は早々とこの地を去った。
