20.旅の終着点

子どもたちの目の輝き

南米を走っていて気付いたのは、子どもたちの目が輝いているということ。

経済的には豊かではなく、生活に困窮することもあるだろう。

でも、バイクが止まると満面の笑みで近寄ってきて、
「どこから来たの?どこへ行くの?」と、
底抜けに明るい笑顔で話しかけてくるのだ。

ここには、日本とは違う幸福感があった。

幸せか、そうでないかは、きっと本人の気持ち次第なのかもしれない。

逆に「今の日本人は本当に幸せなの?」
そう、問いかけられているような気がした

旅の終点、ウシュアイアへ

一年半に及ぶ僕の旅にも、いよいよ終わりが近づいてきた。

最後の街、ウシュアイアはもうすぐ。

最北端プルトベイの海で汲んだ水を、最南端ウシュアイアの海へ還し、
僕の旅は終わりを迎えた。

アラスカから、パンアメリカンハイウェイで17,800kmと書かれているが、
僕の走った距離は、約53,000km。

だいぶ寄り道をしてきたが、
きっとこの寄り道には、大きな意味があるに違いない。
僕はそう確信している。